介護職員基礎研修ガイドラインについて

「介護の資格、介護福祉士に一本化」でお伝えしたように、
介護の仕事に従事するために、介護福祉士が将来的には基礎資格とする方向性が示されました。

今後、介護福祉士以外の介護職員が介護の仕事につくためには、
介護職員基礎研修を受講することが必須条件となります。

その具体的なスケジュールなどが発表されず、
やきもきしている方も多かったと思われます。

私宛にも、この件に関してたくさんの質問のメールが寄せられました。

そこで、2006年3月末に公開された「介護職員基礎研修」のガイドラインについての情報を簡単にまとめて
みなさんにお伝えしようと思います。

介護職員基礎研修カリキュラム

研修のカリキュラムは以下のとおり。

科目名規定時間数 実務1年未満2級1年以上2級1年以上1級
生活支援の理念と尊厳の理解 30時間※選択※選択※選択
制度・サービスの理解 30時間免除免除免除
障害と疾病の理解 30時間免除免除免除
認知症の理解 30時間必須必須免除
介護におけるコミュニケーションと介護技術 90時間90時間30時間免除
生活支援の視点と家事援助技術 30時間免除免除免除
医療・看護との連携 30時間必須必須必須
介護におけるソーシャルワーク 30時間※選択※選択※選択
生活支援のためのアセスメントとプラン 30時間必須必須免除
介護職の倫理と責務 30時間免除免除免除
実習 140時間必須免除免除
合計時間数 500時間350時間150時間60時間

※「生活支援の理念と尊厳の理解」と「介護におけるソーシャルワーク」は、
合わせて30時間行うこととする。

実習の科目・実習派遣先は以下のとおり。

実習科目時間数
事前演習8時間
施設・居住型実習80時間(10日間)
通所・小規模多機能型実習40時間(5日間)
訪問介護実習40時間(5日間)
地域の社会資源実習4時間
事後演習8時間

ここから見て取れるように、
実務経験の有無で、免除される時間数に大きな開きがあるため、
実務1年未満の方や、これから介護の仕事を始めようと思っている方は、
実務経験を積むことが、重要になってきます。

いつから?どこで?どうやって?

この介護職員基礎研修は、2006年秋からスタートする、という情報です。

介護関連の専門学校や資格学校が研修を開くと思われますが、
具体的なスケジュールなどはまだ発表されていません

ホームヘルパー2級などの現行資格で当面は勤務できるということですが、
その「当面」がいったいいつまでなのか、
完全に移行するのはいつなのか、
研修を受けるのにどのくらいの費用が必要になるのか。

まだまだ重要な事項の決定が先送りにされています。

この件に関しては、このサイトでも詳しい情報が入り次第、
みなさんにお届けしたいと思っていますので、
こまめにサイトをチェックしてください。

以下のサイトもご参考に。

介護サービス従事者の研修体系のあり方について (全国社会福祉協議会)
介護職員基礎研修の詳細発表!(AllAbout)

追記:介護職員基礎研修2007年2月スタート

神奈川県では全国に先駆けて、2007年2月から介護職員基礎研修がスタートしています。

基礎研修の事業者指定を受けたのは以下の4団体です。

カリキュラムの密度は濃いものの、受講費用は実務未経験の場合は50万4000円(三幸福祉の場合)とかなり高額です。

介護職員基礎研修に関しての情報は、AllAboutJapanのコラムが情報量も多く、更新頻度も高いのでチェックすることをお勧めします。

平成19年 掲載

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